「元気、富士川――笑顔が広がる。絆が深まる。富士川流域をとことん応援!!」
一般社団法人山梨県河川防災センターは設立以来、補助金を貰うことなく35kmに及ぶ護岸工事などの河川対策工事を、河川法20条に基づいて行い、国に寄贈しています。多くの民活事業が頓挫する中、これまでに約350億円を寄付しています。
さらに、各種の文献や研究により富士川の整備に関わる歴史を整理して、多くの人に理解して頂く情報を発信するとともに、伝統的な治水工法を伝承させる事業も実施し、地域に貢献しています。
近年、山梨県内河川は、市街地の開発、環境の悪化などから荒廃が著しく、地域住民にとって憂慮すべき状態にある。
ここに、我々有志は、山紫水明の山梨県にふさわしい河川を取り戻し、これを守る目的で、国及び県の行政に協力し、主として地域防災上の見地から、県内河川の適切な河川環境の保全、及び対応策を実施するために、山梨県河川防災センターを設立し、下記事業を行い、沿岸住民の豊かな生活環境づくりに寄与せんとするものである。
記
1 河川の防災思想及び環境保全に関する啓もう普及に関すること。
1 河川に関する歴史的な資料の収集及び保全に関すること。
1 開発事業の河川環境に対する影響の調査研究に関すること。
1 特定砂利採取事業に伴う対策工事並びに補強工事等の受託に関すること。
1 その他、この法人の目的を達成するために必要な事業。
以上
昭和54年9月